2009年(平成21年)の記事

2009年12月28日センターのトキが1羽死亡しました

12月20日午前8時15分頃、佐渡トキ保護センターで飼育中のトキ1羽の死亡を確認しました。死亡したのは、平成16年(2004年)生まれのオスで、ケージのコーナー部に頭を向けた伏臥状態で死亡しているのを確認しました。死体に外傷は確認されませんでした。死亡原因については病性鑑定結果を見て判断します。なお、鳥インフルエンザウイルス簡易検査は陰性でした。引き続き鳥インフルエンザウイルス分離検査を含む精密検査(病性鑑定)を新潟県中央家畜保健衛生所で行います。この結果、国内で飼育しているトキは、佐渡トキ保護センター104羽、野生復帰ステーション12羽、多摩動物公園7羽の合計123羽となりました。

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2009年12月10日多摩動物公園から7羽の若鳥が到着しました

東京都の多摩動物公園で、今年生まれたトキ10羽のうち、7羽が佐渡トキ保護センターに到着しました。移送された個体は、佐渡トキ保護センターで飼育し、今後の放鳥計画により、佐渡におけるトキの野生復帰に向けた野生順化訓練を行います。

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2009年11月28日中国にトキ10羽を返還しました

2000年(平成12年)に中国から供与された美美(メイメイ)の奇数番目の子供。2007年(平成19年)に中国から供与された華陽(ホワヤン)の偶数番目の子供、溢水(イーシュイ)の奇数番目の子供を、覚書に基づき中国へ返還しました。返還したのは2008年(平成20年)、2009年(平成21年)に生まれたトキ10羽です。この結果、国内で飼育しているトキは、佐渡トキ保護センター92羽、野生復帰ステーション18羽、多摩動物公園14羽の合計124羽となりました。

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2009年9月29日第2回目の試験放鳥を行いました

9月29日、第2回目の試験放鳥として、オス8羽、メス12羽の計20羽を放鳥しました。放鳥されたトキの情報は野生復帰ステーションのページでご確認ください。

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2009年9月3日ただ今、野生復帰ステーション観察棟からのトキの観察はできません

野生復帰ステーション内の順化ケージでは、トキを放鳥ケージへ移動させ、内部の整備・改良作業を行っています。そのため、肉眼・テレビ画像ともに観察棟からトキを観察いただくことはできません。なお、観察棟自体は通常どおりご入場頂けますので、3階の展望スペースから施設内を俯瞰していただくことができます。

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2009年9月3日今年度の繁殖状況のまとめ

平成21年は、佐渡トキ保護センター、野生復帰ステーション及び多摩動物公園の18組のペアで繁殖に取り組み、計113個の産卵があり、このうち43羽が順調に生育しています。

卵の内訳は  ○ふ化   46羽(うち3羽死亡)
○無精卵  38個
○発育中止卵 6個
○破卵   23個  となっています。

43羽の幼鳥の所在内訳は
○佐渡トキ保護センター 27羽
○野生復帰ステーション  6羽
○多摩動物公園     10羽  となっています。

詳しくは、こちらの環境省の報道発表をご覧ください。(新しいウインドウ又はタブが開きます。)

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2009年6月29日順化ケージに3羽のトキを移動しました

6月29日、野生復帰ステーションの順化ケージに平成17年(2005年)生まれの個体2羽、平成18年(2006年)生まれの個体1羽を移動しました。これにより、順化ケージで野生順化訓練を行っている個体数は、昨年12月に同ケージに戻した3羽、今年1月に追加した11羽、今年6月に追加した1羽とあわせて合計18羽になりました。これらのトキは次回の放鳥の候補個体となります。

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2009年6月17日順化ケージに1羽のトキを移動しました

6月17日、野生復帰ステーションの順化ケージに平成17年(2005年)生まれの個体1羽を移動しました。これにより、順化ケージで野生順化訓練を行っている個体数は、昨年12月に同ケージに戻した3羽、今年1月に追加した11羽とあわせて合計15羽になりました。これらのトキは次回の放鳥の候補個体となります。

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2009年4月20日今春のトキのふ化始まる

4月17日(金)早朝、野生復帰ステーションの繁殖ケージにおいて、PペアのNo.96(オス)とNo.53(メス)が抱卵中の卵4個のうち2個が自然ふ化していることが確認されました。第1子は4月16日の日没後、日の出までの間、第2子は4月17日朝6時10分にふ化しました。初ふ化が自然ふ化によるものとなったのは今回が初めてです。

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2009年3月22日掲載今年はじめての産卵を確認しました

3月18日(水)午後5時01分、今年初めての産卵が確認されました。産卵したのは野生復帰ステーションで飼育中のNo.96(オス)とNo.53(メス)のPペアです。今回の産卵確認日時は、当センターにおける繁殖事例で2番目に早い記録です。(これまでで最も早い記録は、平成20年3月18日午前7時00分確認でした)

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2009年3月22日掲載平成21年の繁殖ペアについて

平成21年(2009年)は18組のペアで繁殖に取り組みます。
詳しくはこちらの「繁殖ペア一覧」のページをご覧ください。

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2009年3月4日センターのトキが1羽死亡しました

3月3日午後1時30分頃、佐渡トキ保護センターで飼育中のトキ1羽の死亡を確認しました。死亡したのは、平成15年(2003年)生まれのオスで、獣医師が給餌のためケージに入室したところ、ケージ隅の地面で死亡している同個体を発見しました。死体に外傷は確認されませんでしたが、首の骨に脱臼が認められました。死亡原因については病性鑑定結果を見て判断します。なお、鳥インフルエンザウイルス簡易検査は陰性でした。引き続きインフルエンザウイルス分離検査を含む精密検査(病性鑑定)を新潟県中央家畜保健衛生所で行います。

この結果、国内で飼育しているトキは
佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市) 106羽
内訳 佐渡トキ保護センター 80羽 & 野生復帰ステーション 26羽
多摩動物公園(東京都日野市)      4羽 の 合計110羽となりました。

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2009年2月24日3月1日から観察通路の一部を閉鎖します

センターのトキの成鳥のほとんどの個体で、羽が黒く色づき始めました。そろそろ繁殖期が始まります。そこで繁殖行動への悪影響を防止するため、3月1日から当分の間トキ資料展示館の観察通路の屋外部分を閉鎖します。見学の皆様にはご不便をおかけしますが、ご理解をお願いします。(観察通路は昨年改修が行われ、屋内部分からもケージ内のトキが観察できるようになっております)なお、観察通路の屋内部分であっても、写真撮影時のストロボ使用などでトキを驚かせないように静かに観察くださるようお願いします。

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2009年1月28日野生復帰ステーションのトキが1羽死亡しました

1月27日、野生復帰ステーションの繁殖ケージで飼育中のトキ1羽の死亡が確認されました。死亡したのは、平成15年(2003年)生まれのメスで、同年生まれのオスとともに繁殖ペアを形成しており、今季もヒナの誕生が期待されるところでした。死体には羽からの出血が認められましたが、死亡原因については病性鑑定結果を見て判断します。なお、鳥インフルエンザウイルス簡易検査は陰性でした。引き続きインフルエンザウイルス分離検査を含む精密検査(病性鑑定)を新潟県中央家畜保健衛生所で行います。

この結果、国内で飼育しているトキは
佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市) 107羽
内訳 佐渡トキ保護センター 82羽 & 野生復帰ステーション 25羽
多摩動物公園(東京都日野市)      4羽 の 合計111羽となりました。

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2009年1月28日掲載順化ケージに11羽のトキを移動しました

1月19日、野生復帰ステーションの順化ケージに平成19年(2007年)生まれの個体1羽と平成20年(2008年)生まれの個体10羽の合計11羽を移動しました。これにより、順化ケージで野生順化訓練を行っている個体数は、昨年12月に同ケージに戻した3羽とあわせて合計14羽になりました。これらのトキは次回の試験放鳥の候補個体となります。

移動用の木箱から放鳥する瞬間

移動用の木箱から放鳥する瞬間

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