繁殖ケージ
繁殖ケージでは、自然繁殖能力を養う訓練を行います。広さ約200平方メートル、高さは約7メートルあり、衝突の危険が少ない八角形をしています。トキは、繁殖期には強い独立性を持っているため、ひとつのケージにひと組のペア(つがい)を入れて訓練を行います。

ケージ内部の様子

繁殖期には、首付近から出る黒い粉を体にこすり付けます。
野生のトキは高木の枝に巣を作ります。そのため、ケージ中央の柱に施設周辺で伐採した枝を放射状に設置し、野生に近い環境を作って訓練を行っています。順化ケージと同様に、給餌棟からケージ内部の池にドジョウなどを給餌できるようになっています。

育雛の様子(平成19年、トキ保護センター)

繁殖ケージ







