管理棟・収容ケージ
管理棟(上写真)の1階には車庫や倉庫、2階には事務室や会議室があります。この棟ではトキのモニタリングや傷病個体の治療を行います。各ケージに設置した計15台のカメラの映像が送られ、主にモニターを使用してトキの観察を行っています。健康管理や訓練状況の観察、食性や行動などの生態調査を行っています。
治療室は、トキが怪我をしたり病気になった場合に治療を行うため、レントゲン等の医療設備を備えています。また、食性を調べるため、顕微鏡で糞を観察するなどの調査・研究も行っています。

モニタリングの様子

食性調査(糞の観察)
収容ケージでは、傷病個体の経過観察を行います。集中的に飼育管理できるよう管理棟に隣接して建設しており、傷病個体のための暖房も備えています。平成19年(2007年)秋に中国から2羽のトキが供与された時は、このケージを利用して自主検疫を行いました。

複数のトキを収容する場合に備え、4つのケージに区切られています。写真左側の屋内も、屋外のケージ同様に区切られています

中国から供与された2羽の検疫







